笹本 竜
専門学校卒業(介護福祉士取得)
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紋別郡湧別町にて介護職員として就職
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宏生苑に介護職員として就職
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喀痰吸引研修受講
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ケアマネジャー資格取得
東旭川町の旭川福祉専門学校を卒業後、親元を離れ一人暮らしをしたいという気持ちで、湧別町の老人施設で介護職として働くことになりました。もともと幼少期より祖父母や町内の高齢者と接する機会があったので、高齢者の生活に直接接し関わったことで得られる表情や言葉等に対して達成感や、やりがいを感じることが出来ました・・・愛猫も田舎で見つけることが出来ました(笑)
4年後に旭川に戻る機会があり、その後、職業安定所にて東旭川宏生会のことを知りました。そして、宏生苑に入職することとなり11年という長い期間働かせて頂きました。その中で印象的だったのは、同じ建物の中でユニット毎に高齢者のニーズに合わせて特色が違うことでした。行事や飾りつけに高齢者とともに力を入れていたり、短期入所の対応ユニットで在宅の事を知ったり、経管栄養の方が多く在籍するユニットで医療的なことを学ぶことができました。
現在、私は林医院でケアマネジャーとして働いているのですが、ケアマネジャーの資格を取ろうと思ったきっかけとしては、宏生苑在籍時に喀痰吸引研修や施設内研修を受けたこと等があると思います。わからないことを調べたり学んだりする延長で、ケアマネジャーの仕事にも興味を持つ事ができました。また自分が介護の現場での腰痛に悩まされていたこともあり、将来に不安を感じることあったので必死に勉強することができました。ケアマネジャーの仕事を覚えるのに日々葛藤していますが、これからも愛猫に癒されながら努めていきたいと思っています。
本間ちひろ
フリーター
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ハローワークの求職者支援制度で介護職員初任者研修の資格取得
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初任者研修の実習先であった宏生苑に入職
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介護職員
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介護福祉士取得
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ユニットリーダー
私はいわゆる就職氷河期世代、ロストジェネレーション世代とも言われる世代で、まさに四年制大学卒業後、フリーターとして働いていました。
30代になって人生の転機も重なり、求職中にハローワークへ通っていました。そこで偶然見かけた「求職者支援制度」の「介護職員初任者研修」のリーフレット。昔、小学校の卒業文集に「将来の夢;老人ホームの職員」と書いたことを思い出しました。
その夢は、その後認知症の曾祖母と同居することで、「自分に介護は向かない」と考えるようになり、一度はその夢をなかったことにしてしまいました。当時は認知症に対応する知識もなく、家族だからこそ口論になってしまったり、優しくできない自分に嫌気がさしたのです。
それから10年以上経って、「求職者支援制度」によって生活支援給付金を受給しながら介護の資格を取得する──「とりあえずやってみよう」という軽い気持ちから、再び介護の道を目指すことになりました。かつての苦い気持ちは、受講中に得た介護や認知症の知識によって自信に変わっていきました。
そして、初任者研修の最後の実習先が宏生苑でした。実習中、実際の介護の現場をみることができ、更には実際に介護で最も大事なことの一つであるコミュニケーションを体験することも出来ました。実習中や休憩中も、周りの職員の方々が暖かい声掛けをして下さいました。そして有り難いことに、資格取得後に正職員として採用していただけることになりました。
介護未経験でも丁寧な指導の下、上司や周りの先輩方に支えられながら実務経験3年を経過し、介護福祉士の資格も取得することができました。今では介護職こそ天職だと思えるようにさえなりました。いくつもの偶然が重なって、今この宏生苑で充実して働いています。
現在はユニットリーダーとして勤務していますが、法人として、職員が働きやすい職場作りに取り組んでいるのを目の当たりにし、自分もその一助になれたらと日々邁進しています。